私はアホなエントリーばかり書いているが、実はセンター英語で192点(96%)をたたき出した天才児なのである。
もちろん、帰国子女でもなく、留学した経験もない。
中学時代に通いだした塾も半年でやめてしまい、高校では授業以外は全て独学で勉強した。
今日は、そんな私が編み出した最強の単語帳の使い方を皆に伝授する。
ちなみに、英単語の勉強の仕方はいくつかある。
大別すると、私のように単語帳で勉強する人と、単語専門の参考書(DOO3.0、ターゲット1900など)をマスターする人に分けられるだろう。
人にはそれぞれ適したやり方があり、参考書を使って勉強することを否定するものではない。
しかし、私はこの勉強法に相当の自信を持っていることだけはお伝えしておく。
単語帳の作り方
英語の勉強中は必ず単語帳を準備しておけ!
英語を勉強する際、それが文法だろうが長文だろうが、必ず脇に単語帳を準備しておこう。
わからない単語が出てきたら辞書を引くと思うが、その場だけ理解して終わらせるのは非常にもったいない。
わからない単語はすぐに単語帳に記入し、長期的な記憶につなげること。
ゴールは「目の前の問題を解くこと」ではない。
「センター試験・2次試験で結果を出すこと」である。
定期テスト・模試の問題からは絶対書き写せ
特に、学校の定期テストや模試の問題は後から見直し、必ずわからない単語を単語帳に書き写すこと。
テストや模試は、頭をフル回転させながら懸命に考えているために印象に強く残っており、すぐに復習することで長期的な記憶に繋がりやすい。
(これは英単語だけに限らず、他の教科にも共通する鉄則である)
テストや模試でわからなかった単語は、できればすぐに、少なくとも解答が配られたらすぐに調べ、単語帳に書き写すこと。
全部書くな!重要な単語だけに絞れ!
我々の時間には限りがある。
できるだけ重要な単語だけを効率的に覚えなければならない。
いくら模試に出てきたからと言って、名詞や、めったに出ないマニアックな単語を覚える必要はない。
単語帳に書き写す際は、書き写す必要があるか判断が必要である。
判断の基準はセンター試験の目標点数や志望大学のレベルにより異なるが、私は
辞書で太字になっている単語は書き写すという自分なりのルールを設けた。
なお、私が使用した辞書はスーパーアンカー英和辞典である。
この辞書の良い点は、重要度・頻出度により文字の太さが太・中・細の3段階に分かれていることである。
私は、太字および中太になっている単語は全て書き写し、逆に細字のものは無視していた。
本番のテストに出る可能性が高いものから効率的に覚えられるよう、対象を絞ることが重要である。
関連語も一緒に書き写せ!
辞書を調べると、そこには下記に挙げるような関連語句が記載されている。
- その語句の名詞、形容詞、副詞形
- その単語を使ったイディオム
せっかく辞書を調べたのだから、上記もぜひ書き写したい。
また、同じページの太字の単語なども書き写してもよいだろう。
ただし、それらの関連語をわざわざ調べる必要はない。
関連語句が無いかいちいちチェックしていると都度勉強がストップしてしまい、効率が悪い。
あくまで調べた単語の周りをざっと眺め、重要そうなものだけ2つ3つ書き写す程度でよいだろう。
装飾にこだわるな!
単語帳を作る際、装飾にこだわってはいけない。
後述するが、このやり方では単語帳は覚えたらすぐ破って捨てる。
授業中のノートのように、重要度によってペンの色を変えるといった装飾は時間の無駄である。
ちなみに、単語帳は鉛筆で書くと徐々に汚れてくるため、必ずボールペンで書くこと。
たくさん作りすぎるな!
単語帳を作っていると、作ることが目的化してしまい、覚えていない単語帳がどんどん溜まっていってしまうことがある。
単語帳をいくつも溜めてしまうと、「これ全部覚えないといけないのか…」とやる気を失ってしまう。
単語帳はあくまで覚えるための手段の一つだ。
100枚つづりが5個以上になってきたら、一旦作るのをやめて覚えるのに集中しよう。
効果的な使い方・覚え方
10分でよいから毎日やれ!
人間は翌日には記憶の約75%を忘れると言われている。
記憶するためには、その単語と何度も触れ合うことが重要である。
単語帳を作ったら、毎日一度は必ず確認しよう。
どうせ明日も見るのだから、その日にすべてを覚える必要はない。
私は作った単語帳を枕元に置いておき、寝る前に毎日ひと通り確認していた。
単語は目だけで追うな!口に出せ!指を動かせ!
記憶は目で見るだけより、五感をフルに使った方がよい。
これは受験ドラマで有名なドラゴン桜でも出てくる教えだ。
単語を覚える際は以下の手順を繰り返すこと。
- 英単語を口に出して読む
- 指で単語のスペルを書く
- 和訳を口に出して読む
- 和訳が合っているか確認する
目で眺めるだけでは絶対に覚えられないことを肝に銘じてほしい。
カードの並びを定期的に入れ替えろ!
単語帳で単語を覚える際に、カードの順番で単語を覚えてしまうことがある。
例えば、教育に関する長文を読みながら単語帳を作った場合、単語帳には教育に関する単語が並ぶことになる。
すると、単語そのものではなく、前後の並びから次の答えが浮かんでき、リズムで覚えてしまうことがある。
そうなると、実際にテストでその単語がポンと出てきたときに、単独では思い出せない可能性がある。
それを回避するために、単語帳は定期的にリングを外してカードをバラし、シャッフルしよう。
何度かシャッフルしても和訳がスラスラ出てくれば、その単語をマスターした証拠である。
暗記する時間・場所を変えろ!
前述したとおり、私は毎日寝る前に、ベッドで単語帳を覚えていた。
しかし、ふと違う場所・時間に単語帳を眺めると、それまで言えていた単語が出てこないことがあった。
おそらく周りの風景等とセットで記憶されていたのだろう。
たまにでよいので、単語帳を持ち出し、いつもと違う時間・場所でもいえるかチェックしてほしい。
覚えたと思ったら迷わず破り捨てろ!
これが一番大事である。
単語帳はどんどん溜めておくものではない。
覚えたカードは、迷わず破り捨てよう。
この瞬間、達成感が感じられて非常に気持ちよく、次も覚えたいと思わせてくれる。
問題は何をもって「覚えた」とするかであるが、私は以下の2基準を満たせば捨ててよいと考える。
- 何度かカードをシャッフルしても覚えている
- 場所・時間を変えても覚えている
自分のやり方を見つけよう!
上記は実際に私が大学入試に向けて行ったやり方であり、効果には非常に自信を持っている。
しかし、人にはそれぞれに合ったやり方があるのも事実である。
現時点で単語帳の使い方がわからない人は、一度上記①~⑪を完璧にマネしてほしい。
しかし、一度やり方をマスターした後は自分好みのやり方にどんどんカスタマイズすることが重要である。
正解は一つではない。
読者の皆様が自分なりのやり方を早期に確立し、難関を突破することを願っている。